*精油が皮膚や目・粘膜に付着したら


皮膚の場合

すぐに石鹸で洗うか、劣化していないオリーブオイルなどの植物油で拭き取ってください。



目や粘膜の場合

石鹸で洗うと石鹸成分が粘膜を刺激してかなり痛いので、植物油で洗ってください。その際にごしごし皮膚をこすらないでください。油ですすぐように、浸すように、あるいは軽くなでる程度にしてください。それで精油成分が皮膚から油のほうへ移動します。油で目を洗うのですか?!という反応をする人が多いですが、意外と大丈夫です!(経験者です💦)

それでも痛みや違和感が取れない場合は、精油瓶を持って病院に即行ってください。



何故水で洗わないのか?

精油は親油性のためほぼまったく水には溶けませんので、水で洗っても精油はなかなか流れ落ちません。それどころか、水で洗うと余計に成分が浸透してしまいますので避けてください。水で洗うよう記載がある精油メーカー様や販売者様も多いですし、安全性データシート(SDS)にすら水で洗うようにという記載がありますが、油が一番合理的です。何故水で洗うと余計に浸透するのかについては「アロマの基材について」をご覧ください。




*大量に誤飲した場合は

植物油を飲んで、濃度を薄めることで胃粘膜などに対する刺激をまず緩和してください。吐き出せるようなら吐き出しましょう(体への負担も大きいので、無理に吐こうとはしないほうが良いです)。また、すぐに瓶を持って医療機関を受診してください。瓶記載のロット番号と有効期限にて成分分析表もお店になられると良いかと思います。

参考に:精油のLD50値(体重60kgの大人が一度に飲んだ場合、半数くらいが死亡する量)は、バジルで約90ml(9本)、ペパーミントで300ml(30本)です。精油1滴は精油の種類によっても微妙な差はありますが、だいたい0.05cc程度、重量として0.045gです。

 

大量とはどのくらい?

3mL以上は多いと思います。

 

急に気分が悪くなってきた場合

アレルギーの可能性があります。すぐに病院に行ってください。病院に着くまでの間に可能な限り付着した精油などを植物油などでふき取るようにしてください。