アロマテラピー基礎知識
アロマテラピー基礎知識目次
皆様へ:情報使用上のお願い
◆アロマテラピーとは(下部)
◆成分分析表の見方(別サイト)
アロマテラピーとは
アロマテラピーは、植物から抽出した芳香を持つ成分、「エッセンシャルオイル(精油)」の効能により、美容や心身の健康、虫除けなど様々な効果を得る療法のことを指します。植物療法が盛んなフランスでは、アロマセラピーは植物療法の中の一分野として捉えられています。
Aromatherapyの語源は、芳香という意味を持つaromaと、治療や療法を示すtherapyの組み合わせです。アロマセラピーと呼ばれることもあり、どちらも同じ意味です。
エッセンシャルオイル(精油)とは、植物から抽出された天然の芳香成分
植物は自らの繁栄や安全、成長や防疫のために内部で作り出す何百種類もの芳香成分を持っています。それを水蒸気蒸留などの方法で抽出したもののことをエッセンシャルオイル(精油)と言います。精油は種類によって効能が違い、抗菌、抗ウィルス、防虫、免疫力アップ、リラックスなど様々な異なる効果を持つ成分が多種多様に存在しています。
その自然の恵みを健康や美容、虫よけなどのために使わせていただくのが、アロマテラピーです。
からだへの働きかけ
|
家庭内セルフケア |
アロマ芳香浴 |
料理・製菓の天然香料 |
アロマテラピーにとって重要なこと
効果的なアロマテラピーを安全に実践するために必要なことはいったい何でしょうか?よく「アロマセラピーの精油は植物の成分を濃縮したようなものだから、危険なのではないか」とおっしゃる方がいらっしゃいます。
ここで皆様に、ルネサンス初期の医師、パラケルスス(Paracelsus)の言葉をご紹介いたします。
全てのものは毒であり、毒でないものなど存在しない。その服用量こそが毒であるか、そうでないかを決めるのだ。
つまり、アロマテラピーの重要事項とは以下の3つなのです。
①精油の効能の沿った正しい使用方法をすること
②期待した効能を持つ品質や成分の確かな精油を使用すること
③この1や2を守っていたとしても、アレルギーを発症しないような使用方法をすること
①精油の特徴を知らなければ人体に良くない使い方をしてしまうこともありますし、
効能や注意点を知っていても
②品質や成分が不確かな精油を使うと、トラブルの原因となってしまいます。
③については、使用期間や使用量への注意です。
アロマテラピーが安全かどうか、それは、「精油の種類と分量と用法、そして精油の品質や安全性」によるのです。塩も塩分やミネラルが濃縮されて結晶化されたものですが、人体に必要でありながら摂取のし過ぎは体に毒であるように、精油も用法を守り、個人の体質に考慮して少しずつ様子を見ながら使えばかなり人にとってかなり有益な作用をもたらしますし、トラブルもかなり回避しやすくなるでしょう。
最低限の使用方法を確認され、そして素晴らしい自然の恵みを安全に効果的に受け取っていただきたいと思います。