紅茶への香り付け(2) 自然素材をブレンド

1.フルーツや果皮など自然素材を茶葉にブレンド

茶葉、果肉や果皮、花びらなどを適宜混ぜて熱湯や冷水を注いで時間を置き、抽出する方法です。

 

ハーブティーを作る感覚に近い

ハーブ屋さんやスーパーで販売されているドライフルーツや生のフルーツを使うことが出来ます。例えばアップルやマンゴー、パイン、イチゴなどのドライフルーツ、生の果実、レモンやベルガモットやオレンジの果皮などがあります。

 

 

ポイント 

ドライフルーツ:塊をそのまま入れるのではなく、3~5mmサイズに小さくカットするか、薄くスライスしたものと茶葉を混ぜて抽出しやすくしましょう。

ドライハーブ:マリーゴールドや矢車菊の花びらなどは見た目も華やかになります。

生のフルーツ:レモンやオレンジスライス、アップルスライスを浮かべたり、一瞬お茶に浸すと香りや味が移ります。

生のハーブ:ペパーミントやジャーマンカモミールなど。乾燥ハーブより植物の香りが残っていることが多いですね。ただ植物独特の味も出やすいので、種類は選ぶ必要があると思います。

 

 

この自然素材をそのままブレンドする方法は、一番自然な状態のお茶を愉しめます。

フルーツや果皮の味や風味が追加されます。

また、茶葉に他の素材が加わることで茶葉のヴィジュアルも変わりますから、ガラスのポットで茶葉やブレンドした素材を目で見て愉しむことも出来ますね。

注意点としては、オレンジやレモンの果皮、ローズの花びら、乾燥ジャスミン花などの一部の素材では既に香りが飛んでしまっているので、香りがほとんど感じられず、期待したようなジャスミンティーにはなりません。

アールグレイティーを作るためにベルガモット果皮をブレンドした場合も、これぞアールグレイ!という感覚でいただくのは少し厳しいかと思います。かといって量を増やすと果皮の味が出てしまうため、紅茶の味も変わってしまいますから難しいところです。

味を損なわない形ではっきりとした香り付けを行いたいのであれば、香料を茶葉につけることになると思います(フレーバーティー)

続く

 

サクララヴニールからのお願いとご容赦いただきたいことm(_ _)m

このブログの内容に関するご質問が非常に多く、とうとう業務に支障が出るほどとなってまいりました。そのご質問の95%以上が弊社でお買い物をしていただいたことがない方の、他店精油を利用が前提のご質問です。恐れ入りますが、弊社でご購入戴いたことがある精油を使用することが前提の方のみのご質問をお伺いいたします。ご質問時は、お手数ですがどなた様もご購入日とロットナンバーをお伝えいただけますようお願い致します。