これが実際に送られてくる残留農薬試験の検査結果ファイルです。お値段25000円なり。
偽造防止や商標の為に一部を削除させていただいます。以下のアップしておりますので良かったらどうぞ。
>>>>PDFファイル（別ウィンドウ）
一般栽培のキャロットシード精油の残留農薬試験結果です。1ページ目が概要、2ページ目が実際の含有量。
1ページ目はテストした日や条件などが書かれています。受付日と分析日が同じですね。レポートにまとめられた検査結果が送られてきたのは7日でした。仕事が早いですね～！
クロピリフォスメチルがかなり残っていますね。基準値0.01mg/kgに対して2.6mg/kgです。ですが、このくらいの農薬が入っている精油は、世の中で販売されていると思います。
成人の1日当たりのクロピリフォスメチルの許容量は0.01mg/kgなので、体重60kgの人だと0.6mgが許容量。この精油を250g摂取すると許容量を超えます。体重50kgの人で200g。
そんなに使う人はいないでしょう。資料によりますとクロピリフォスメチルは有機リン系殺虫剤でコリンエステラーゼ阻害作用を持ち、農薬やシロアリ駆除などに用いられるようですが、毒素も弱めで発がん性もないとのことですし、基準より量が多いのは気になりますが使ってもおそらく大きな問題は起こらない人のほうが多いと思われます。ですが、これだけ赤文字が並んでいると怖いですよね。
成分的に申し分ないので研究用にサンプルで30本ほど買いましたが、サクララヴニールでは販売はしません。
Carotol 33%, α-pinène 10%, Sabinène 7%, β-bisabolène 7%, limonène 6%
野生や有機の精油でも残留農薬試験をすると農薬がまったく検出されないことばかりではないのですが、ほとんどすべてが厳しい基準値の範囲内ではあり、基準値を超えたものはほとんど見かけません。ですが、残留農薬試験をしていない精油なら原料の生育条件が野生か有機でないとこの残留農薬試験の結果のような精油があるかもしれないことを覚悟の上でのご購入が必要です。